熱海の古民家を再生する
熱海市内を歩いて見ると
リフォームをするより
「立て直した方が早い」と思う建物が
まだ多く見受けられます。
リフォームの魅力は古き良きものの面影を
今の生活に残せること。
経年が醸し出す趣は壊してしまったら
再現することは簡単ではありません。
居間として使っていた和室を
縁側と一体化して
現代的な京都の町屋を意識した和室にリノベーション
中庭からの採光に加え
縁側に天窓を設け、
お部屋の明るさを確保しました。
2階の和室をLDKにリフォーム
天井裏から現れた立派な梁は
江戸の海路の要衝として
【江戸、大阪、京、網代】と詠われ、
町名までも
「網代町熱海村」だったと伺いました
繁栄した港町で大工さんが見栄を張り
木材を競い合ったのだろうと
古き良き時代の出来事に
思いが馳せられます。
本来の目的は駐車場が欲しかったので
土間をガレージに
台風に備えて外観からは見えないよう内側にシャッターを設置